わたくし美術館

自宅でコレクションを展示

柏わたくし美術館

千葉県柏市若柴1-358
ＪＲ柏駅からバス１５分、徒歩５分
04-7134-8293
ULR:　　　　　 http://www.inoha.co.jp・・・いのは画廊のHPから

雑木林が点在する静かな住宅地にあるこちらの美術館。
２０００年１１月開館。
館長の堀さんがサラリーマンコレクターとして２０年近くコツコツと収集し続けて来られた絵画を自宅を開放し展示している。
物故洋画を中心とした幅広いコレクションだ。

開館日	日、月、火、水　　祝祭日は休館
開館時間	13：00～17：00　　要予約
入館料	￥500（１８歳以下￥200）

柏わたくし美術館への歩き方


①JR柏駅西口、高島屋前４番乗り場から ②東武バス若柴循環で ③入谷津下車・・・柏駅から約１５分、￥190


④北へ８０ｍ ⑤ホテル（ハイランド）の先、緑色のトタン張りの建物の横を右折 ⑥⑦約５０ｍ先右側　・・・バス停から徒歩約５分　・バスは平日、土、日とも昼間は４～５本／時ある。　・Ｐ：なし

柏わたくし美術館を訪れる


『天女』（石川　確治　作）がお出迎え


・・・家中、あらゆる場所が展示スペース。

館長の堀　良慶さん。
柔和な印象の堀さんだが、厳しいビジネス社会の中に身を置いてこられた方だ。
不条理なこともまかり通ってしまうサラリーマン社会の中で絵画があったからこそ長年ビジネスも続けられたという。

「男性サラリーマンにこそ見てもらいたい。」
という堀さんのお話には説得力がある。
転勤先のアメリカや出張先のカナダでの体験から鑑賞教育の大切さを実感。
「子供たちに来てもらうのが今の夢」と話される。

１年のうち７ヶ月ほど企画展を開いている。コレクター仲間とはお互いに貸し借りも。それぞれの好みがはっきり出るのも面白い。これこそ『わたくし』美術館だろう。
有名、大家とも限らない、値段だってまちまちだ。既存の評価に囚われることなく堀さんに愛され、生活に寄り添う作品たち。このような絵画の楽しみ方を再確認した美術館だった。あなたは、どの作品がお好み？

収蔵作品から


『老婆』　鞍掛　徳磨　　読売新聞に当館が取り上げられた翌日の月曜日、前橋から女子高校生が訪れた。彼女はこの絵の前で涙ぐみ１時間半動かなかったそうだ。	『自画像』　小泉　清（小泉　八雲の二男）京都の画廊でこの作品に出会った堀さん、１時間近く立ちすくんでしまったそうだ。すると画廊主から「差し上げます」と声をかけられ、オークションで格安で購入できたという曰く付き。	『立入禁止』　田端　麻子何に立入禁止？お客さんとの会話も弾む。